背水の陣で挑んだ2・11大阪でのIWGPヘビー級選手権試合で王者オカダ・カズチカに敗れた後藤洋央紀が『NEW JAPAN CUP』開幕を目前にした3月1日、神奈川県足柄の山中にある「夕日の滝」で滝行を敢行した。
雪もまだ残り、気温マイナス1度、水温2.5度と極寒の中、白装束姿で登場した後藤は、まず不動明王の社前で祈願し、気合を入れるための鳥船、身を清めるための水行の後、滝の中へ入水。気合を入れて90秒の滝行を2回おこなった後藤から悩みの表情は消えていた。「大阪が終わって今までにないぐらい気持ちも落ちて、いろいろ悩みましたけど、今日ここで無の境地に入って、何か吹っ切れたような気がします」「一戦一戦、今の俺にできる最高のモノを出していく」と語った後藤。
3日開幕のNJCでは4度目の優勝を目指し、1回戦では永田裕志との対決に臨む。