ダブルアーム・スープレックスの名手で"人間風車"の異名を持つビル・ロビンソンさんが米国アーカンソー州リトルロックの自宅で死去していたことが4日わかった。
死因は不明。74歳だった。ロビンソンさんは、66年に英国でデビューし、68年4月に国際プロレスに初来日。"ガイジン＝悪者"というイメージを拭い去る正当派レスラーとして人気を博した。75年12月には新日本プロレスに初参戦し、アントニオ猪木とプロレス史に残る60分フルタイムの名勝負を展開。その後は全日本プロレスにも参戦してジャイアント馬場、ジャンボ鶴田らと激闘を繰り広げ、UNヘビー級、PWFヘビー級王座にも君臨した。
85年に現役引退したが、UWFインターナショナルに立会人、トレーナーとして度々来日。99年からは東京・高円寺のUWFスネークピットジャパンでコーチを務めた。
謹んでご冥福をお祈りいたします。