棚橋、IWGP前哨戦に快勝(10・24福井大会)
2012年10月25日(木)『Road to POWER STRUGGLE』第2戦が24日、福井県産業会館1号館で開催された。
メインエベントでは、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至が真壁刀義、カール・アンダーソンとトリオを組み、11・11大阪で同王座に初挑戦する高橋裕二郎と6人タッグ前哨戦(パートナーは中邑真輔、石井智宏)。試合は棚橋と高橋の先発でスタート。試合中盤、フライングフォーアーム、ドラゴンスクリューで棚橋が攻勢に出ると、高橋もカウンターのフロントスープレックス、インカレスラムで対抗。さらに高橋がぶっこ抜きジャーマンを狙えば、これを防御した棚橋がスリングブレイドでなぎ倒す。最後は、真壁が高橋をラリアットで吹っ飛ばした隙に、棚橋が石井をスリングブレイドからのハイフライフローで仕留めて前哨戦を制した。
試合後、高橋が棚橋に詰め寄り、髪の毛を掴んで激しく挑発するも応戦せず。エアギターと「愛してま~す!」の決めゼリフで大会を締め括った棚橋は「裕二郎との前哨戦が続くと、精神的にだいぶ痛めつけられてタフな日々が続くかな?と思ったら、今日はなかったね。どんなマイナスな状況であってもプラスに変える力が俺にはあるから。それがチャンピオンの資質だから。それどんな状況に陥ろうと、俺は必ず全てをひっくり返す!」と、王者の自信をみなぎらせた。